会長よりご挨拶

  

ごあいさつ

 

皆さまこんにちは、ようこそ三重オペラ協会のホームページへ。

「三重オペラ協会」は2023年で創立28年になります。

28年の歳月のなかには、オペラを愛する諸先輩方の熱い思いや当協会の公演や事業を応援しホールへ足を運び続けてくださった多くのファンの皆さまの暖かい支えがありました。本当に心より感謝を申し上げます。

現在、協会会員数は、演奏会員が39名と、ご支援いただいている38名の支持会員によって運営されています。

 

一昨年9月5日に三重県文化会館中ホールで予定していましたオペラ「サンドリヨン」の公演は、本番を2週間後にひかえて、新型コロナの感染の拡大が三重県のみならず全国に及んだため、やむなく中止をしました。50回を超える練習をしていた中での中止の決断は断腸の思いでした。

しかし最近は、ワクチンの接種や感染防止対策が広く行きわたる中でウイズ・コロナの考えも定着しつつ私たちも十分注意しながら演奏の機会を作ってきました。本年1月14日(土)アスト津ホールにて「ニュー・イヤー・オペラコンサート」も無事実施することができました。お越しいただいた皆さまから「生の歌はさすがに良かったです」とのお声を多くいただきました。

また、11月18日(土)には、オペラ「サンドリヨン」公演を松阪市農業屋コミュニティ文化センターで開催する予定です。一昨年のリベンジを果たしたいと思っています。本番へ向けて出演者も決定し練習計画も立てられ、着々と準備は進んでいます。今後、ホームページ上で練習の様子などもお知らせできると思います。どうぞ、楽しみにお待ちください。

 

さて、これまで同様オペラを取り巻く情勢は決して楽観できません。時代とともに人々の関心は拡大分散し、いろいろなイベントが各地で開催されているなかで、オペラ公演は、庶民的でないとか何となく敷居が高いというような印象をお持ちの方もいるかもしれません。ですが、オペラの舞台は華やかで、音楽もお芝居もたいへんわかりやすく素敵です。難しく考える必要はありません。大正時代に浅草でオペラがさかんに演奏されていたことを考えれば、当時、オペラは大衆娯楽の一つだったのです。反面、公演には多くの財政的負担が伴い、公演機会も少なく、規模も小さくならざるを得ないのが率直な現状でもあります。

「三重オペラ協会」は、演奏会員としてオペラ制作の場で、共に活動したいと考える歌い手やピアニストと、支持会員として三重オペラ協会の活動をご支援いただける皆さまによって成立しています。

どうぞ、今日、ホームページへお越しの皆さまのご入会を心よりお待ちしています。オペラは一度鑑賞したら病みつきになるという魅力があります。「三重県を日本一オペラファンの多い県に」を目指して、これからも息の長い地道な活動を続けていく所存です。どうぞ、皆さまのお力をおかしください。三重オペラ協会事務局までお問い合わせをよろしくお願いします。

 

2023年 5月                        

三重オペラ協会会長 山口静生

 

三重オペラ協会  mieopera@gmail.com